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2010年4月23日 (金)

普天間基地の県外移設

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2004年8月13日の米軍大型輸送ヘリ墜落・爆発・炎上事件を覚えていますか。

上記の写真は、そのころ私が持って歩いていた抗議メッセージボードです。裏には「米軍も日本軍も沖縄から出ていけ!」と書きました。

以下は、この沖縄国際大学の近くに住む友人が、1月8日に琉球新報論壇に投稿したものの全文です。

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「自分が嫌な物を人に押し付けることはできない」。私もそう思ってきた一人です。軍事基地のことです。

 私は、基地のフェンス沿いに住んでいて子育てをしていく中で、どう考えても軍事基地とは人間性を否定する存在なんだと気づき、「基地反対」と声を上げることにためらいはありませんでした。しかし、「県外移設」という言葉は、基地を認めることを含んでいる気がして、なかなか自分の中で消化できませんでした。

 そう思っていた8年ほど前、県外に住んでいる人から一枚の年賀状をもらいました。それには、手書きで「普天間基地は地球上からなくすべき。県外移設とはエゴじゃないか」と書かれていました。

その人は高校の教師で、教え子たちの修学旅行先に沖縄を選び、平和学習に熱心な感じでした。私は一度だけ、2時間ほどその修学旅行の高校生たちに沖縄の現状を話したことがあります。

その年賀状を受け取った時、とても驚きましたが、そん風に考えている日本人が大多数だということが、だんだん分かってきました。

 75人分の荷物を一人に持たせ、「右手の荷物が重いなら、一つは左手に移したら?」と言っているのと同じです。なぜ「自分の分は、自分で持つよ」と言わないのでしょうか。あらためて沖縄が差別されている現状と向き合い、普天間基地を地球上からなくす手っ取り早い方法は、まず日本(沖縄県外)に引き取らせることだと思いました。

この状況を改め、その後、日本人すべてが当事者という認識を持ち、本当に基地が必要かを考えればいいと思います。もちろんいろいろな考え、思いの人がいると思います。

今、政権が代わり、沖縄の民意は「県外」と大きく動いています。しかし、政府の発表は、日々、ブレまくっています。一番恐れるのは「いろいろ検討しましたが、県外移設は無理でしたので、やっぱり県内で・・」となることです。そんなことは許されません。

今、ちゃんとはっきり、「基地は県外へ」と言わなければなりません。具体的には、4000メートルの滑走路がある関西国際空港に、嘉手納飛行場を引き取ってもらいたい。普天間飛行場は神戸空港がいいと思います。機能を分散させれば、もっと早く解決するでしょう。

 県民は60年以上米軍基地を負担してきたのです。これを機会に基地負担ゼロにしてくれというのはエゴなのでしょうか?

日本との関係を見直し、そして沖縄の私たちも自分と向き合い、考え出す時が来たのだと思います。

**これを読んだ時、どんな決意でここまで書いたのかが、想像でき、毎日普天間基地の爆音で苦しめられるなかで、血を吐くように綴ったのだと、思え、彼女の思いにまっすぐ向き合い、応える社会状況がつくられるように私も行動しようと、記事を大切に持っていました。投稿したあと、こころない反論に心ズタズタにされているのではないかと、それも気がかりです。

これを読んでも、「基地はいらないどこにも」と、現実に沖縄にある軍事基地を見て見ぬ振りが出来るのでしょうか?

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コメント

おっ、通りすがりさん! 充実した内容で真に華を添えて戴きました。感謝感激、大拍手!!! 真摯に考えてくれる人々が大勢出来ていくのは、ワクワクしますね〜。暗い世相ですが、いろんな方向から、夢と希望が湧いて参ります。やはり、知的な話は日常のこやしみたいなものです。


〔kin148 YELLOW OVERTONE STER 黄色い倍音の星〕

通りすがりで失礼します。

北マリアナ連邦にて、テニアンヘの誘致を議会が正式に表明しました。詳細は以下の4月22日の琉球新報および沖縄タイムスの記事を参照下さい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161169-storytopic-3.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-22_5933/

常識的に考えれば、これで普天間問題は一件落着のはずです。
そもそもアメリカだって全世界的な米軍再編でグアムへ機能集約したがっているから、全く問題ないです。
唯一困るのは、日米の辺野古移転の利権を当てにしていた連中だけでしょう。
世の中には「抑止力を考えると国内」とバカなことをのたまう輩がいますが、普天間の海兵隊は東南アジア、西アジア方面へ展開するための部隊で、日本の抑止力には何の影響も及ぼさないのです。抑止力を考えると、沖縄ではなく北朝鮮に近い山陰や北陸に置くべきでしょう。
これ以上沖縄に過度な負担を与えることは、琉球民族に対する人種差別の恐れがあると、国連からも勧告が出ています。
それに空軍の嘉手納基地など複数の基地がまだ沖縄に残り続けることをお忘れなく。

これまで鳩山氏が、米軍基地の国外移設の目的を達するために、のらりくらり国民を欺いて「ルーピー総理」を演じていたのなら、小泉純一郎に匹敵する「大役者」です。
でも、これだけ好条件が揃っていて、結局5月末までに我々国民に見せた姿そのままに「移設先を決めることができませんでした」では、安部晋三や麻生太郎に匹敵する「バカ総理」と評されるでしょう。

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